ブログ 2021.08.09
『カーテン選び』と一口に言っても、様々な種類や様々なスタイルがある。それぞれのスタイルに、長所と短所があり、付ける場所(=住環境、近隣状況)によって、ベストなチョイスは異なると思う。
お客様と、カーテンのお打合せをする際、『このスタイルにしたい!』と初めから決めていらっしゃる方もいる。イメージがあるのはとても良い事だと思っていて、そのイメージになるようにお打合せしていく。ただ、カーテンの様々な種類をご説明すると、初めに考えていた物と別の物になる事も、多々あるのも事実。
毎日開閉するものだし、お部屋の中でも大きな面積を占める。カーテンが、その人の暮らしにフィットしているかどうかは、デザインだけでなく暮らしやすさにも、大きく影響すると思う。そんな事を、最近ぼんやりと思っていたので、今日はカーテン類の種類の紹介と、いつも私はお客様にお話しする事を、まとめてみるね!
画像出典:株式会社サンゲツ
一番、馴染みのあるスタイルだと思う。ドレープ(厚い生地)とレースの組み合わせ。これは、一番使いやすいスタイルだし、手入れの方法もシンプルで、壊れる事もほとんどない。一度つけたら、10年は軽く持つと思う。どんな住環境にもおすすめ。
▶メリット◀
開閉が楽、手入れの方法もシンプル(洗濯)、子供が開閉しても壊れる心配がほどんどない。
▶デメリット◀
布は埃を吸着させるので、洗濯はちゃんとした方が衛生的(ウォッシャブルの生地であれば)。
▶遮光がオススメなケース◀
昼間に寝る(夜勤のあるお仕事など)、近隣に夜通し明るい建物・街灯がある(寝室の場合、カーテンを閉めても明るくなってしまう)、窓の前に人通りの多い道路等がある(夜、室内の電気を付けた際、シルエットなどが気になる場合、遮光は比較的光が漏れないので中の様子が分かりにくい)
▶非遮光がオススメなケース◀
子供部屋(朝、日が昇り部屋が明るくなり起床する→成長ホルモン・生活リズム◎)、朝は光とともに目覚めたい方など。非遮光の方が、鮮やかな色、くすみの無い色、生地の質感は、良い物が多いと思う。
画像出典:株式会社サンゲツ
カーテン生地で作る、“シェード”。カーテンよりも少し複雑ではあるが、シェードも洗濯が可能(ウォッシャブルな生地であれば)。
▶メリット◀
シェードは、生地は上に畳み上がる。なので、上記の写真の様に、手前にカウンターがある場合など、カーテンと違って、“ワサワサ”せず、カウンターの上に物があっても邪魔をしない。
▶デメリット◀
カーテンよりも洗濯が複雑、窓を開けて風を入れる際に風を受けてカタカタ音がする、カーテンよりも高くなる事が多い。
画像出典:トーソー株式会社
次は、ロールスクリーン。見掛ける機会も多く、ご存じの方も多いと思う。お客様からも「ロールスクリーンにしたい!」というご希望を伺う機会も多い。色も豊富で、様々なインテリアやご希望に合わせやすい。
▶メリット◀
スッキリしている。場所を取らず、窓枠内に収める事も可能。窓だけでなく、収納の目隠し、リビング内階段の冷暖房対策など、幅広く使われている。
▶デメリット◀
いわゆる“レース”の機能が無い。開けるか、下げるか、途中で止めるか、の選択肢。小さい窓や近隣が気にならない立地・間取りの場合は良いと思う。今レースは使っていますか? レースを使っている場合、レースが無くなっても大丈夫?そこがクリアできれば、ロールスクリーンも良いかも。
画像出典:トーソー株式会社
入ってくる光の量や、外からの視線を調節できるのが、調光ロールスクリーン。これは、文章で説明するのが難しいので、トーソー㈱さんのYouTubeチャンネルに、動画があるのでご覧ください→【動画】
▶メリット◀
光の量、外からの視線などを、調整できる。
▶デメリット◀
常に横ボーダーが窓にあるw
画像出典:トーソー株式会社
これは、カーテンのドレープ&レース様に、厚地と薄地が2重になったロールスクリーン。レースが無いことがデメリットだったロールスクリーンだが、2重になったことでそれが解消されたもの。
▶メリット◀
ロールスクリーンですっきりとしたデザインでありながら、レース機能もある。カーテンよりもミニマムな印象。
▶デメリット◀
2重になったことでメカ部分(上のロール部分)がゴツくなる=出っ張る。窓を開けている時、風を受けてカタカタする(他のロールスクリーンも同じ)。
長くなってしまったので、今日はここまで!
次回は、【バーチカルブラインド】【プリーツスクリーン】【アルミブラインド】【ウッドブラインド】をご紹介しようと思います。最後まで読んでくださって、感謝です。少しでも、お役に立っていれば、幸い!
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