新築住宅 2022.03.29
新築住宅のインテリアデザイン実例です。
設計施工は、長野県上田市にある㈱上田建装社 様。内装(床・建具・クロス・タイル・畳)、照明、造作家具、一部置き家具、電気配線などのインテリアデザインを担当させて頂きました。お施主様の奥様は、同じお料理教室に通っているという偶然!毎回、楽しみながら、お打合せをさせて頂いたご新築のお家。素敵に仕上がりました。
ナチュラルな木目と、グレー、ブラック、ホワイトでまとめた空間。
空間はシンプルにまとまっていますが、使っている素材一つ一つは、とても良いもの。だからこそ、シンプルでありながら、上質で、品のある空間にまとまります。
フローリングは、北海道産ナラ材の無垢フローリング、無節。設計&施工の上田建装社さんの拘りです。フローリングの質感は、空間の質を決めると言っても過言ではありません。「なんだか素敵」「空気が違う!」と感じる住まいは、フローリングや壁材が上質なことが多いです。
リビングのテレビボードは、突板の造作品。床から浮かしたフロートタイプ。床から浮かすことで、広さ感、軽さ感、抜け感があり、よりモダンですっきりした印象です。
テレビボードの奥には、アッパー光が綺麗な間接照明を仕込んでいます。
木材を薄くスライスした物を表面に施工した“突板”を使ったテレビボード。木目シート材とは違い、本物の木の美しさ、肌触り、質感が美しいです。家具職人さんの丁寧なお仕事を感じます。
キッチンは、パナソニックのLクラス。奥様のこだわりポイント。奥様ご選定の天板カウンター、扉カラーが◎。キッチンが主役のLDKです。
キッチンの床は、磁器タイル仕上げ。600角の淡いグレーのイタリア産タイル。石目柄の上質なタイルです。
キッチン隣にあるパントリーも、床をタイル仕上げにしました。IHでも油は飛びますし、水を垂らす、何かをこぼすなど、ハードユースをするキッチンの床は、個人的にはタイル仕上げが一番オススメです。スチームモップなどで、綺麗さっぱり掃除できるのが快感!簡単に掃除ができ、日頃のストレスを軽減できるポイントです。
キッチンとなりのダイニングスペース。見えていませんが、床下にフロアコンセントを配置してあげることで、ホットプレートで食事を楽しんだり、テーブルでパソコン作業をする時も、電源を短距離で取れて便利です。インテリアデザインは、美しさだけではなく、暮らす人の暮らしやすさも大切なポイントです。
ダイニングテーブルの上のライトは、奥様のチョイス。NEW LIGHT POTTERYのペンダントライトです。奥様のセンス、良すぎます♡
ダイニングのライトを、ペンダントライトにする際は、ちゃんとテーブルのいい場所にライトが落ちてくる様、しっかりと位置計画をしてあげると良いと思います。
キッチン横には、娘様のお勉強スペース。カウンターは、こちらも突板仕上げ。設計&施工・上田建装社さんの拘り、丁寧なお仕事が伺えます。
ライトは、KOIZUMIのコンパクトなスポットライト。サッシやキッチン天板のブラックとつなげて。また、娘様お二人とも右利き。自身の手が影にならない様に、右利きの場合は、左側にライトを設置してあげると良いと思います。
洗面スペース。洗面台は、LIXILのルミシス。淡いグレーとダークブラウンの洗面スペース。洗面カウンター上の水はね部分にタイルを貼りますが、今回はそこも踏まえた壁一面をタイル張り。30㎝×60㎝の大判タイルを贅沢に貼りました。色は、淡いグレーであまり主張しませんが、壁紙とは違った質感、品の良さがあります。
トイレもグレーでまとめています。濃淡の違う2色のグレーの壁紙を使っています。
本を沢山読まれるご主人やご家族の為の本棚。本棚がある家って、素敵です♡
窓や建具も無く、綺麗な壁。そんな壁があるときは、ダウンライトの位置を、少し壁側に寄せてあげると印象が変わります。廊下用の通常のダウンライトでも、壁に寄せることで、壁を印象的に照らしてくれます。アートポスターなどを飾ってもお洒落です。
シンプルでいて上質な空間。
きっと住まう方が主役となり、心地よい毎日を生み出していってくれる住まいとなる事だと思います。素敵なK様ご家族、素晴らしい設計と施工の上田建装社様。この素晴らしい住まいづくりに携わらせて頂きました事に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
K様ご家族のこれからが、より笑顔と幸多きものとなりますように!心からお祈り申し上げます!ありがとうございました!